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2022/02/20 12:38


深い藍染めにしたオーガニックカディの洋服を着ていて、接している白い布が染まってしまったり、肌が青くなってしまった、と言う声をいただきました。
カディだからかな?
私が着ているカディシャツも最初色移りが気になりました。
ということで、ウダイプルの工房の染めの職人さんたちの責任者に話を聞きました。

コットンならカディでも布帛でも染まりやすいので、特にカディだから色が出ると言うことはありません、とのこと。
この工房では、純度の高いナチュラルインディゴを使っているため、とても良い色が出るので、インド中の工房の注目を集めていると言うことでした。色止めにはミョウバンを使っています。
染めた後は水をたっぷり溜めた水槽でバシンバシンと2度洗い、3度目に洗剤で洗い、さらに3回すすぐプロセスは必ず守っていると言うことでした。
この工房のものは、デリーやムンバイのハイエンドなブティックにもおろしていて、藍染めの美しいサリーやクルタはとても人気を得ています。
ただしだからといって藍染めが色移りしないと言うわけではありません。いわば色移りはナチュラルな藍染めの宿命でもあります。
一番色移りしやすいのは、濡れていながらに長く他の布や肌に接している時。
汗をかいた時、湿度が高い中で、汗でもないのに湿って着ている時などが要注意です。
もちろん、3〜4回家で繰り返して洗えば、色移りはしなくなりますし、色がどんどん落ちて白っぽくなることもありません。いい感じで変化していくことは確かですが。

お客様に納得して買っていただけるよう、藍染めの取り扱い方法を今までよりもっと見やすい場所に書いてお渡しするように気をつけています。
これからもツォモリリの藍染めとのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。

ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ


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