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中川十内写真集 Passages of Pure and Beautiful Souls Dumri Village, Portraits of 29 families
中川十内写真集 Passages of Pure and Beautiful Souls Dumri Village, Portraits of 29 families
中川十内写真集 Passages of Pure and Beautiful Souls Dumri Village, Portraits of 29 families 2010年、インド東北部ビハール州。 13億の人口と南アジア随一という広大な国土をもつインドの当時の鉄道インフラは非常に不備で、デリーから芸術祭の行われたスジャータ村へは、仏教の聖地ブッタガヤを経由してほぼ一日かかって到着した。ポートレートを撮影したその村は、更にファルグ川を越えたはずれにある。小さく貧しいドゥンムリ村。放し飼いにされた痩せた牛や鶏が子供たちとたわむれ、出稼ぎ中の男に代わって、サリーを纏った女達が畑を耕して日々の糧を得ている。村には文明の利器は一切存在しない。美しく手つかずの大自然の下で、人々は軒先を借りるようにひっそりと暮らしていた。彼らはもちろん写真を撮ったことも撮られたこともなく “カメラ” が何たるかも当然知らない。そんな村人の家族を、白布を木に括り付けただけの簡易ホリゾント仕立ての “青空写真館” で撮影する。子供達はレンズを興味深くのぞき込み、母親達はその異様な光景に直立不動に固まってしまっている。カメラを向けると、一体何が始まるのか、彼らの不安とワクワクする高騰感が強烈に伝わり、生命感あふれる熱を持った被写体のポートレートを撮る醍醐味にただ夢中にシャッターを切り、時を忘れた。 同じ設定で、同じ生活レベルの人々を撮影する。違いは家族構成と鮮やかなサリーの色、だけ。日本に戻りプリントした。驚きはその全ての写真に想像を超える力強いエネルギーが溢れていたことだ。嬉しかった。これほどに人間本来の魂が輝いて、それぞれに美しい色を放つ写真を撮れたのは、彼らの生活環境で彼らのそのままを受け容れて撮ったことがよかったと納得した。 一切の雑念を持たず、シンプルに “生きる” 彼らの表情やたたずまいに、 「文明」や「進化」という名のもとに、疲れたり、鈍ってしまった己れの感性が、本来の輝きを取り戻すきっかけとなる一枚が必ず見つかると思う。太陽とともに一日が始まり、美しい色のサリーを纏い、必要な食べ物を手に入れるために働き、家族とともに一日を終える。人生を喜び、正直に生きている。そんな家族のポートレートです。 追記 後日、ドゥンムリ村の人々にプリントした写真を届けてもらった。 人生で初めて写真を手にした彼分ちが写る紙(写真)に驚き、そして大層喜んだと伝え聞いた。 サイズ 35.4cm×25.3cm フルカラー 48ページ  発売日:2018年3月3日 写真:中川十内 印刷製本:シナノ印刷 アートディレクション:おおくにあきこ デザイン:小栗千隼 コーディネート:相沢けい BB.BOOKS刊 中川十内プロフィール 日本大学芸術学部写真学科卒業 1972 「諸行無常」30枚の組写真制作 1973 「スペインの蒼い風」30枚の組写真制作 1975年よりスチルライフ(静物写真)を中心に「VOGUE JAPAN」「婦人画報」「ミセス」などのファッション誌や広告の分野で活動。 1991 日本ポラロイドギャラリーにてイメージトランスファー展に参加      シカゴにて「AROUND THE COYOTE」アートイベントに参加 1992 シカゴ「JHDギャラリー」にて個展「HANDS」を発表 2010 インド「ウォールアートフェスティバル」オフィシャルカメラマンとして参加 2011 富士フィルムフォトサロン「東日本大震災 被災者支援 チャリティー写真展」に参加 2016 "Monocrome" (Gallery E&M Nishiazabu) 2017 "Monocrome" (Gallery E&M nishiazabu)     "Passages of Pure and Beautiful Souls" Gallery403、     "Passages of Pure and Beautiful Souls"Gallery E&M nishiazabu 2018 "Monocrome" Gallery E&M nishiazabu     "Space in my mind" Gallery 403 銀座 2019 中川十内写真展 "ドゥンムリの家族の肖像とWAFのはじまり"    (ツォモリリ文庫) 2021 "111の白昼夢" (Gallery E&M nishiazabu) 2025 "OASIS ナカガワジュウナイ" (hocギャラリー)
¥5,500
Waterlife ウォーターライフ
Waterlife ウォーターライフ
インド北東部・ビハール州・マドゥバニ地方に伝わるミティラー画。祭事のおりに神々のストーリーをモチーフに家の外壁に描かれることが多く、結婚を迎えた新郎新婦の部屋に描かれる壁画もまた圧巻です。ツォモリリのスタッフも何度か村を訪ね、アーティストを学校を舞台に開催する芸術祭Wall Art Festivalに招聘したことも。 そのミティラー画家の系譜を脈々と紡ぐ一人が『Water life』の著者Rambharos Jhaさんです。子供時代、村の女性たちが牛ふんや綿の葉、ターメリック、オイルランプの煤など自然の素材を使いながら壁画を描く様子を見て育ったそう。その彼が水棲動物とのエピソードを描いた絵本です。多様な線による「水」の流れや揺らぎ、渦など、豊かな表現を味わっていただきたいです。 1ページ1ページが、手漉きのコットンペーパーに手作業で刷るシルクスクリーンでプリントされています。ミティラー画の里で育った彼の子ども時代の記憶と、その伝承を辿る1冊でもあります。 Art & Original Hindi text : Rambharos Jha English Translation : Suseela Varadarajan Design: Jonathan Yamakami アート・ヒンディ語オリジナルテキスト:ランバロス・ジャー 英訳:スシーラ・ヴァラダラジャン デザイン:ジョナサン・ヤマカミ 手法:手漉き紙・シルクスクリーン印刷 エディションナンバー付き 言語:英語 サイズ: 36.8 cm ×23.4 cm / 28ページ 出版:TARA BOOKS
¥8,800 SOLD OUT
Who are you? きみはだれ? ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2018で起きたこと
Who are you? きみはだれ? ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2018で起きたこと
アートを媒介にインド農村部の学校で壁画の芸術祭を2010年より開催し、教育支援と国際交流を果たしてきたNPO法人ウォールアートプロジェクト。 日本とインド、そして世界の子どもたちをつなぎ、子どもたちのアイデンティティを大きく広げていくことを最終目標に一歩一歩歩んでいます。 2018年11月、JC猪苗代、猪苗代教育委員会、そして福島県や福島県内の多数の企業サポートを得て、念願の「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2018」を開催することができました。 学校を舞台に招聘アーティストの市橋晴菜、岩切章悟、遠藤一郎、小栗千隼、野口勝宏、松岡亮、ラジェーシュ・モール(50音順)が渾身の作品を残しました。 それら作品は今も学校の壁に残り、凧や幕などのインスタレーションは生徒たちの心に深く刻まれました。 アーティストたちがそこで伝えたかったことは何なのでしょうか? 子どもたちが自分の生まれ育った土地を誇りに思い、成長ととともに自他を認め、やがて人を愛する歓びを知ること・・・。 ウォールアートプロジェクトは、制作を見守る中、アーティストの魂のありかを丁寧にほぐし、 それぞれの想いを縒り合わせ、タピストリーのように、一つの絵本に織り上げました。 英語を併記することで世界にひろく福島の芸術祭と福島のことを伝え、アートの可能性を広げる絵本です。用紙には、サトウキビの搾りかすで作られた風合いのあるバガスを使用。 サイズ:B4サイズ変型(25.7cm×25.7cm)フルカラー 32ページ   定価:1800円+税 発売日:2019年4月15日 出版:BB.BOOKS
¥1,980
TSOMORIRI
ツォモリリ文庫 調布市仙川町1-25-4  http://tsomoriribunko.com
TEL: 03-6338-1469