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水川千春作品 32
水川千春作品 32
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 94mm × H 126mm 額装済み  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥9,900 SOLD OUT
水川千春作品 31
水川千春作品 31
制作:2024 素材:海水 火 紙 サイズ:W 94mm × H 126mm 額装済み  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥9,900
水川千春作品 29
水川千春作品 29
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 94mm × H 126mm 額装済み  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
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水川千春作品 28
水川千春作品 28
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 94mm × H 126mm 額装済み  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
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水川千春作品 25
水川千春作品 25
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 274mm × H 257mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥27,500
水川千春作品 22
水川千春作品 22
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠  サイズ:W 136mm × H 162mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥33,000 SOLD OUT
水川千春作品 21
水川千春作品 21
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 2024 サイズ:W 200mm × H 197mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥38,500
水川千春作品 26
水川千春作品 26
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 2024 サイズ:W 200mm × H 200mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥44,000
水川千春作品 27
水川千春作品 27
制作:2024 素材:海水 火 紙 2024 サイズ:W 198mm × H 185mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥44,000
水川千春作品 18
水川千春作品 18
制作:2024 素材:海水 火 紙 2024 サイズ:W 181mm × H 197mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥44,000
水川千春作品 19
水川千春作品 19
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 2024 サイズ:W 185mm × H 214mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥44,000 SOLD OUT
水川千春作品 20
水川千春作品 20
制作:2024 素材:海水 火 紙 サイズ:W 246mm × H 263mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥66,000
水川千春作品 12
水川千春作品 12
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 274mm × H 257mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥66,000
水川千春作品 8
水川千春作品 8
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 296mm × H 209mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥77,000
水川千春作品 10
水川千春作品 10
制作:2024 素材:海水 火 紙 サイズ:W 274mm × H 196mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥77,000
水川千春作品 11
水川千春作品 11
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 243mm × H 210mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥77,000
水川千春作品 15
水川千春作品 15
制作:2024 素材:海水 火 紙 青い岩の粉 膠 サイズ:W 302mm × H 204mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥77,000
水川千春作品 34「山(マトー)」
水川千春作品 34「山(マトー)」
制作:2024 素材:海水 火 紙 サイズ:W 305mm × H 300mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥88,000
水川千春作品 24
水川千春作品 24
制作:2024 素材:海水 火 紙 緑の岩の粉 膠 サイズ:W 338mm × H 264mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥88,000
水川千春作品 17
水川千春作品 17
制作:2024 素材:海水 火 紙 緑の岩の粉 膠 サイズ:W 272mm × H 185mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥88,000
水川千春作品 16
水川千春作品 16
制作:2024 素材:海水 火 紙 緑の岩の粉 膠 サイズ:W 295mm × H 269mm  ご購入いただいた作品は、3月25日の会期終了後、運送会社を利用してのお届けとなります。運送料金は、基本着払いとさせていただきます。サイズや距離に応じて変動するため、発送前にご連絡致します。 ==== 【水川千春ステイトメント】 ひとつの水の宇宙のなかに 火のエネルギーが注ぎ込む。 冬のあいだ、眠る大地の 地の奥で ひっそりとそれは結晶化していた。 そして、ずっと長い時間を しずかに育っていった たまにマグマのような 激しい力が加わることもあった、 割れてしまった傷や 地中で出会ったものが 内に取り込まれていくこともあった、 偶然、色が生まれることもあった、 地上で起こるいろいろな出来事を感じながら その音を聴きながら ゆっくりと変わりながら 地中で、うつくしい鉱物となっていった。 そのあいだ 冷たい空気が張った地上では、 動きを止めたように見える木の枝たちが それをしずかに守っていた。 冬の時代が過ぎ その息をひそめていた鉱物たちは、 もう地上に姿を現したくなった。 あおく結晶した光が、きらきらし始めていた。 春になったら、 芽吹くエネルギーと一緒に 地の上に姿を現そうと思っている。 あの木のつぼみと一緒に 空と触れられる場所に 解放される時がもう来たことを みんな感じていた。 ==== 【水川千春プロフィール】 1981年大阪生まれ。2006年~2014年まで移動生活をしながら各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や水をつかって作品を制作し続ける。 温泉、川、海などの水を素材に、あぶりだし絵の作品を制作。描いている時は透明で目に見えないが、水が火に触れ、水の中のものが焦げ出て絵が浮かび上がってくる、オリジナルのあぶり技法で描いている。 instagram.com/mizukawachiharu 近年の個展 2011 「寿で光を拾う」ポルトギャラリー、寿町、横浜、神奈川 2012 「水川千春展 in ダダカフェ」DADA CAFE、東京 「水川千春 in 石巻」日和アートセンター、宮城 2013 「地をあぶる」KIITOギャラリーC、兵庫 2014 「あぶりの粒子」island JAPAN、東京 2022 水川千春個展「根の花」gallery ayatsumugi、東京 近年のグループ展 2015 「VOCA展2015現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 、東京 「水脈」直島・ギャラリー古民家 嶋屋、香川 「When the Wind Blows/風が吹くとき」Millennium Court Arts、北アイルランド 別府現代芸術フェスティバル2015 温浴温泉世界「わくわく混浴デパートメント」トキハ別府店、大分 信濃の国 原始感覚美術祭「水まつりうみ」ギャラリー麻倉、長野 2016 「こうふのまちのスリーマンス春の芸術祭」ギャラリー富雪、山梨 2018 「TOKYO CANAL LINKS #8」B&C HALL、東京 「the 42nd annual Powell Street Festival」Center A、バンクーバー、カナダ 「モンブラン国際文化賞・授賞式」寺田倉庫、東京 「flowing out」竹の湯、甲府、山梨 2021 「PROJECT ATAMI『Color ATAMI』」cafebar&guesthouse ennova、熱海、静岡 2022 「水川千春/久遠みさき 二人展New Japanese Impressions」gallery ayatsumugi、東京 「六本木アートナイト2022」東京 2023 「YAU TEN‘23」有楽町ビル、東京 「隅田川 森羅万象 墨に夢」牛嶋神社神楽殿、東京 ==== 【開催にあたって】 水川千春は火と水で描くあぶり絵のアーティストです。 この冬、山梨の山あいにあるアトリエで描いた鉱物の作品を、春の訪れとともに発表します。 あぶり絵はいわゆるあぶりだしの手法であり、海水や川の水、ときに風呂の残り湯を筆に含ませ描きます。一見何も描かれていないかのようですが、そこに含まれる微粒子が、火であぶるうちに焦げ色となり、魔法のように描いた絵を紙の上に浮かび上がらせます。 古代日本の自然信仰、古神道では、「火」と「水」と書いて、「カミ」と読むそうです。紙の上で、火と水が触れて生まれるあぶりだしの技法は、自然信仰における神ごとのようでもあり、水川が表したいと希求する生命の証、大いなる意思でもあります。 今回、鉱物を描くにあたり、これまでモノトーンだったあぶり絵にはじめて色が出てきたといいます。 大地に眠る岩の粉から生まれた色です。 この世界のはじまりに硬く沈黙する鉱物があり、気の遠くなるような時を経て、いつしかそれは微生物を含む土となり、温かな土のベッドで植物が育ち、種ができる。 そして、植物たちが咲き競うこの世界の美しさを知るために私たち人類が登場したのだとしたら。 遥か創生の物語をたどるように。 火と水のあわいを旅するように。 長い冬ごもりが明ける日に立ち会うように。 水川千春のあぶり鉱物たちをご鑑賞ください。ギャラリー内には、H230cm×D270cmの壁面を覆う大きな作品から、A6ほどの小作品まで約30点が展示されています。 ツォモリリ文庫 アートディレクター おおくにあきこ ==== 「冬ごもりが明ける」 水川千春のあぶり鉱物展 期間 3月1日(金)- 3月25日(月) 会場 ツォモリリ文庫  営業日 月・金・土・日 12:00~18:00 定休日 火・水・木 住所 東京都調布市仙川1-25-4 シティハウス仙川1F 電話 03-6338-1469 Email info@tsomoriribunko.com Official web site http://tsomoriribunko.com ====
¥88,000
TSOMORIRI
ツォモリリ文庫 調布市仙川町1-25-4  http://tsomoriribunko.com
TEL: 03-6338-1469
E-mail:info@tsomoriribunko.com